落雷遭難から50年 山で、学校で11人を追悼
西穂山荘で開かれた慰霊式には同校山岳部員を含めて約50人が参列。1日朝に独標に登って献花した同窓生ら5人も加わった。同窓生の長森恵さん(66)=富山市=は「登った人も登らなかった人も(遭難を)みんな引きずってきた」。山岳部部長の塩原聖也さん(18)=3年=は「(登山は)常に危険と隣り合わせ。忘れないようにしたい」と話した。
高校前庭の慰霊碑前で開いた追悼行事では、遺族ら100人余が黙とう。弟を亡くした遺族会代表の大久保文弘さん(69)=松本市=は「これからも行事を続けていただけたらと思う」とあいさつ。会は解散するが、来夏以降は希望者が参列するという。
(8月2日)