、町内の企業を訪問
2016-03-16 06:50:01
テーマ:できごと
現在、町内の企業を訪問しています。
昨年は、大企業や比較的規模の大きいところを訪問しましたが、今回は、50人前後の従業員を有する中小企業を訪ねています。
我々が知る経済動向は、税収面での状況や、国、県、民間の金融機関などから出る経済報告が主たるもの。どうしても本当のところの実感が湧いてきません。
何より、アベノミクスは、我が地方に届いていないと思っていますが、経営者の皆さんから直接聞いてみたいと思い、参上した次第です。
町では、第5次振興計画の策定や地方創生総合戦略の策定が進む中、企業の皆さんにも、現状や今後の方向を理解してもらったり、応援をしていただきたいと思います。
今回は、28年度の産業施策、振興計画の周知、男女共同参画の推進、正規雇用の確保、セーフコミュニティ活動の周知、推進、ふるさと納税への協力要請などをお願いしました。
社長さんなどと1時間近くお話をすることができ、勉強になりました。
肝心の景気については、各社大きく違う、まだら模様という感じでしょうか。
まあ、通常自分のところは、「絶好調です。」とは言わないわけですが、全体として波を感じました。共通しているところは、先が見えない、それも次の四半期すら読めないとのお話が多くありました。積極的に設備投資を考えているところはあまり見られませんでした。
雇用面では、パートや非正規を正規にしていきたいという方向性は感じました。最近は、求人を出してもなかなか集まらないのが実態とか。積極的な、いい方を採用したいという意欲を感じました。
もう一つ、男女共同参画、子育て環境の整備、女性の町外流出阻止の観点からも、女子の雇用は重要な点。異口同音に、女性のものづくりの現場での重要性を示してくれました。
最近では、管理部門や、検査部門だけではなく、製造ライン、開発部門でも女性の適性が発揮されていること、教育や育児、介護は当然のことで、それが却って仕事にプラスになっているとの指摘もありました。一方で、わずかではありますが、仕事柄やむを得ませんが、固定観念で捉えているという感じの経営者もいました。
今回の訪問で、企業と地域とのかかわりをお話が出き、町の施策をPRすることもできました。時間を取っていただき感謝です。