シナノスイート出荷始まる JA上伊那箕輪果実選果場
更新:2014-10-4 6:00
リンゴの県オリジナル品種「シナノスイート」の出荷が3日、箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で始まった。初日は、約3トンが上伊那北部4市町村の農家から持ち込まれ、職員らが表面の傷の有無を確認したり、段ボール箱に詰めるなどの作業に追われた。
シナノスイートは県果樹試験場が育成し、1996年に品種登録した。甘みが強く、果汁の多さが特徴で、県内全域で生産している。
同選果場担当者によると、今年はこれまで台風やひょうなどの害もなく「量もそろい、着色、糖度も基準を上回り、見た目もよく、近年では最高の出来」。生育が順調な分、例年より2~3日早く収穫できたという。
同選果場では27日まで、約2万3000ケース(1ケース10キロ)の受け入れを予定。徳島県を中心に三重県や東京都などに出荷される。