みはらしファームに新施設建設へ
更新:2014-6-6 6:01
伊那市は、同市西箕輪羽広にある農業公園・みはらしファームに、「交流促進施設」と「地域食材提供施設」などを新たに建設する。大型バスの駐車場整備を含め、総事業費は約1億5000万円。2017年度の完成を予定している。同ファームの来場者数は13年度末で約57万人で、整備事業により17年度までに、63万人にする計画だ。
計画では農産物直売所西側の第2駐車場に、そば打ちなどの各種体験やイベントに利用できる多目的施設として、200人が収容可能な交流促進施設を建設する。
地域食材提供施設は、ふれあい農園の一部に整備。来場者が収穫した食材を自ら調理し、その場で味わえる簡易施設にする予定。駐車場は営業を廃止した「木曽馬牧場」などに大型バス20台分、乗用車30台分を整備する。
事業は今年度からの4カ年計画。資金は農水省の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金を活用し、総事業費の2分の1を充てる。市は今年度事業として、建設設計の委託料など952万円を盛った一般会計補正予算案を市議会6月定例会に提出した。
市農政課の伊藤寿彦課長は「新規事業で、伊那市の食と観光を発信する拠点として、みはらしファームを整備したい」としている。