「上伊那の味をたのしむ会」
バイキング料理が並ぶ会場で披露された伊那谷農産加工品マップ
上伊那地方の農産物加工団体などでつくる「のうさん味ネット上伊那」は12日、「上伊那の味をたのしむ会」を伊那市で初めて開いた。関係者約30人が参加。上伊那の農産加工品をバイキング形式で味わった。事務局の県が本年度作った「伊那谷農産加工品マップ」も披露された。
テーブルには、五平餅、おやき、サラダ、ケーキ、ブルーベリー飲料など素材の味を生かしたメニューが並んだ。参加者は「いい味」「おいしい」などと感想を語り合いながら、箸を進めた。
伊那谷農産加工品マップは、上伊那の農産加工品や、地元農産物を提供する食堂などを掲載。食堂の場所などは地図上で紹介している。2千部作った。市町村などを通して無料で配布する。
のうさん味ネット上伊那は来年度、地域農産物の加工品を知ってもらおうと一般向けの催しを計画している。山崎美代子会長(上伊那郡中川村)は「上伊那で頑張っている皆さんの味や活動を広く発信したい」。伊那谷農産加工品マップには「上伊那の活性化につながるツール(道具)になればいい」と期待していた。
(3月13日)