『伊那谷アグリイノベーション推進機構設立』 設立総会及び記念式典などが開催
昨日23日、箕輪町にある伊那プリンスホテルで設立総会及び記念式典などが開催され、機構が設立されましたクラッカー
機構長には箕輪町に本社がある、電子部品会社KOA㈱の向山孝一会長です。
農林水産省の皆川事務次官による、攻めの農業などについて講演がありました。
さあどう攻めましょうか。
また信州大学農学部の竹田先生から獣害対策についても講演が。
長野県は全国三番目の被害額です。耕地面積割合における被害率は全国一とも。
自然物である鹿が自然を破壊しているとのことで、人による対策が必要とのことでした。
確かにきのこ採りに行っても、木の皮が剥がされているのが目立ちます。
さて、この機構は何をするのかといいますと、信州大学農学部をはじめ伊那谷の大学の持っている知識や技術を、伊那谷の農業や企業のニーズとマッチングさせ、新たな産業を起こしたりして、地域活性化を図ることを狙いとしています。
とはいえ具体的にどんな活動をするのかはまだ決まっていません。
そのことはパネルディスカッションの中でも。
農業を起点に何をするのか?
そもそもアグリ(農業)とは何か?イノベーション(技術革新)とは何か?
などなど熱いディスカッションでした。
この機構の役割は短期的な成果よりも次の世代につながる長期的な取り組みになると思います。
私も機構の設立準備会にかかわり、役には立たなかったと思いますが、機構が設立できたことは、今後の伊那谷にとってメリットがあると思っているところです。
単に産学官連携にとどまらず、持続的な活動により地域が活性化され、地域のみなさんに喜びを提供できるような取り組みになればと期待しているところです。